【大学入学/高専新入生】建築学科で必要なものについて!準備品を一級建築士が解説!

建築知識
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建築学科新入生 及び 在学生の皆様必見

一級建築士が設計のマストアイテムをご紹介します。

はじめに

建築を学ぶ予定の方、若しくは学んでいる皆様!設計課題や授業を受講するにあたり、多くのアイテムが求められます。必然的に準備資金も多くかかり、選択肢も多いので、正直悩みどころとなります。私も入学当時に薦められるがままに購入し、親に多大な出費をしてもらいました。しかし、メリハリをつけて買うことが一番重要と学んでいく上で気づきました。学内では、一番人気の意匠系研究室の成績上位に在籍をしていた私からみたポイントを書いています本記事では、一級建築士が考える必須アイテムをご紹介します。

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必須アイテム1:デジタルガジェット

ノートパソコン

一番重要と言っても過言ではないアイテムがノートPCです。建築設計では、後述するソフトウェアを利用し、設計を行うことが一般的です。座学のレポート程度であれば最低限のPCスペックで構いませんが、建築設計を行うのであれば一定以上の水準を推奨します。昨今は設計でもAIツールを用いることが多い為、今後も益々必要スペックは高水準を求められるでしょう。CADを利用する際は、マウスも必需品ですので合わせての購入を推奨します。

ここで節約を考えると、必ず買い替えをすることになります。設計のデジタルスキル向上やより高い成果を出すためにも自身に投資をし、4年間1台でやり切ることが一番コストパフォーマンスが高いと言えます。

<推奨するPCスペック>
CPU: Core i5の11世代以上若しくは、Ryzen5の5000シリーズ以上を推奨
GPU: NVIDIAGeForce若しくは、AMD Radeonを推奨
RAM: 8GB以上


<著者の場合>
CPU: intelCorei7
GPU: NVIDIA GeForce
RAM: 16GB

PC購入の注意点!!!

よく大学生協などで、購入推奨のPCを販促されます。正直言って全く割安になっておらず、使い物になりません。くれぐれも仕様はよく確認するようにして下さい。

液晶タブレット端末

ipadにて著者が描いた画像

感覚的なスケッチ・アプリを介したデザイン考案・パースのレタッチの際に役立つアイテムです。著者は、IpadProを利用していました。特にevernoteやnotionなど、データの展開も非常に楽なので重宝していました。

スタイラスペン

著者がApple pencilをipadで描写した画像。

デジタルスケッチを本格的にしたい場合、筆圧検知機能が付いているスタイラスペンを推奨します。著者は、Apple Pencilを利用していました。wacomも人気の一つです。

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必須アイテム2:スケッチ用アイテム

シャープペンシル/鉛筆

スケッチやデッサンをする際は、鉛筆を推奨します。様々な硬さの鉛筆がありますので、自分の筆圧にあう鉛筆を探してみても良いでしょう。

色鉛筆

色を塗ると言えば、一番馴染みがあるアイテムではないでしょうか。手軽に迅速に塗ることができる為、非常に重宝していました。特に水に濡らすと水彩画になる機能を持った高品質な色鉛筆をおすすめします。

スケッチブック

設計デザインの検討やアイデアを書き留めておくスケッチブックを一冊購入して下さい。ipadでも構いませんが、感覚的にすぐに書き留められるものが必要です。

マーカー

図面を着彩する上で、一番手っ取り早く綺麗に仕上げられるのが、マーカーです。特にCOPIC(コピック)は、プロのイラストレーターも愛用するほど使いやすいアイテムとなります。

パステル

広範囲に淡い色を塗りたい時に重宝します。即日設計などの時間制限がある場合にとても有効です。

スケッチができる設計者は最強!!!

皆様も慣れてくれば下記くらいのスケッチは可能です。自身の提案力向上のためにも、たくさん描いて習得しましょう!

自筆のホテルスケッチ
宿泊施設を巡り自らスケッチに起こす。無断転載禁止。
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必須アイテム3:模型制作ツール

スチレンボード/スチレンペーパー

建築模型を構成する一番メジャーな素材です。通称「スチボ」や「スチペ」なんて呼ばれています。何を作るかによって厚みや素材を使い分けます。その他にもスタイロフォームや色紙など多岐に渡ります。いずれも自身の設計次第で使うものが異なりますので、設計課題を進める中で適宜必要なものを購入して下さい。

カッターナイフ/カッティングマット

模型制作に欠かせないのが、カッターとマットです。通常利用する60°の刃ではなく、30°の刃を利用することが一般的です。替え芯も含め、必需品となります。

接着剤

模型の素材を接着する際に使用します。両面テープや接着剤は、作成する素材の組み合わせにより適宜使い分けをしています。

金尺(直定規)

プラスチック製の定規を利用して模型を作成すると、定規ごとカッターで切断する恐れがあります。その為、ステンレス製の金属定規を使用します。

スコヤー

スコヤーとは、模型作成において垂直に切断をする際に利用をします。精密な模型作成には欠かせないアイテムです。

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必須アイテム4:図面作図用アイテム

シャープペンシル

図面特有の細線の表現をする為には、一定の太さで描けるシャーペンが向いています。またフリクションボールペンも利便性は非常に高いですが、容易に線が消えてしまう為あまりおすすめしません。

三角スケール

図面作成や図面の把握するのに欠かせないのが、三角スケールです。様々な縮尺を1つの定規で採寸可能なアイテムです。様々な色や縮尺の三角スケールが売られている為、自分が気に入る物を選びましょう。

コンパス

正確な円形や曲線描く場合、必須のアイテムとなります。

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必須アイテム5:デザインソフトウェア

AutoCAD

引用:HPより

世の中の設計事務所では、一番シェアが高いCADソフトです。windowsを利用する人は、大半がこのソフトを利用しています。学生の場合、学校で利用できる環境を構築しているところが多い為、個人で購入する必要はないと思います。

<参考記事>CADって何?どのソフトがおすすめ?

Rhinoceros

引用:HPより

3Dモデリングソフトです。「grasshopper」というプラグインを利用し、プログラムを組んでモデリングをすることが可能です。有償ソフトの為、デジタルデザインに特化したい人がインストールをしている印象を受けます。

SketchUp

引用:HPより

3Dモデリングソフトです。フリーソフトで直感的且つ操作性が非常に良い為、必ずインストールしてマスターして下さい。

twinmotion

引用:HPより

3Dのライブレンダリングが可能なレンダリングソフトです。学生はフリーで利用できる為、利用しない手はないです。必ずインストールして自分のスキルの一環として下さい。

Adobe Creative cloud

引用:HPより

プレゼン資料やパースや模型写真を編集する際に利用します。下記の区分けで多くの方が利用しています。
主に資料の校正やレイアウト:Illustrator
レタッチ:Photoshop

stable diffusion

引用:HPより

画像生成AIツールの一つです。スケッチからリアリスティックなパースに変換できたり、プロンプトから画像生成ができたり、レタッチできたり、できることが無限にあります。フリーソフトですが、PCのスペックにより利用ができない場合があります。是非習得したいツールの一つです。

AIはここまでできるようになった!

midjourney

引用:HPより

画像生成AIツールの一つです。プロンプトから画像生成ができます。一部有償のソフトですが、操作性が非常によく、PCスペックに依存しない為、効率よくAIを活用することが可能です

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まとめ

建築学生にとって、適切な道具とアイテムを揃えることは、設計スキル向上や就職活動に直結します。各ツールの特徴や使い方を理解し、ロケットダッシュを決めてライバルと差をつけましょう。

入学したら就職活動のカウントダウンがはじまります!

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