【建築図解】RC抱き納まりの概念解説/コンクリート抱き/サッシ抱き_現場での注意点も解説!

設計の納まり
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設計者A
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RCのサッシ周りのダキ?なんのことだろう?

一級建築士:SUPERRE
一級建築士:SUPERRE

RCの抱き納まりのことだね!解説しよう!

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はじめに

建築の詳細設計には多くの専門用語や技術が関わっています。その中でも「抱き」は、窓やドアなどの開口部において重要な役割を果たします。この記事では、「抱き」についての基本概念や具体的な納まり方法について解説し、RC抱き納まりの特徴や注意点を紹介します。

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第1章 RC抱き納まりの概念

RC抱き納まりの断面概念図を独自に作成。
RC抱き納まりの断面概念図

RC抱き納まりの定義

RC抱き納まりとは、コンクリート外壁におけるサッシの納まり方を指します。
具体的には、開口部の壁厚の室内側に欠き込み、その部分にサッシを収める方法です。これにより、外部コンクリートがサッシ枠を囲むように設計されます。

RC抱き納まりの概念モデル01を独自に作成。
RC抱き納まりの概念モデル01
RC抱き納まりの概念モデル02を独自に作成。
RC抱き納まりの概念モデル02

抱き寸法の役割

抱き寸法は、壁の表面と開口部との間の側方・水平方向の見込み寸法を指す言葉です。この部分は建物の外観や構造において重要であり、適切な寸法や材質選定が求められます。

一級建築士:SUPERRE
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<現場での注意点>

RC抱き寸法は重要です。過度に小さくすると、脱枠時に欠けやすくなります

適切な寸法設定が求められ、設計時には注意が必要です。

RC抱き納まりの利点

この納まり方は、サッシがセットバックされるため雨仕舞が良く、サッシ枠周りの外部はシングルシールとなります。これにより、耐候性や防水性が向上します

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メーカー事例を見て理解を深めよう!

不二サッシ

引用:不二サッシ UNDER9より抜粋

YKKAP

引用:納まり参考図 EXIMA31 RC納まり 引違い窓(2枚建)Eタイプ/35mm溝幅 外装:タイル

国土交通省建築工事標準詳細図

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おわりに

「抱き」は、建築設計において非常に重要な要素です。適切な寸法や材質の選定、納まり方の工夫によって、建物の耐久性や美観が大きく左右されます。今回の解説を参考に、より優れた設計を目指していただければ幸いです。このような専門的な知識を活かし、建築の質を高めることで、より良い建物を提供していきましょう。

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