スケッチから画像生成できないかな?
とっておきのがあるんだな!
scribbeという機能を解説しよう!
はじめに
建築設計のスタディにおいて、スケッチは極めて重要な役割を果たします。著名な建築家たちは、頻繁にスケッチを公開し、設計スタディの一環として重宝されています。
本記事では、スケッチからAI画像生成を行う手順を解説します。皆様の設計スタディの深度化の一助となることを願います。
第1章 スケッチから画像生成へ
これがフリーソフト!?Scribbleとは?
Stable Diffusion WebUIには、無料のScribbleという機能があります。この機能を利用して、スケッチから画像生成を行う方法を紹介します。
Scribble機能の導入方法
※前提としてAUTOMATIC1111版StableDiffusionWebUIを利用して解説を行います。事前にご自身のローカルPCへのインストールを完了させてから手順を踏んでください。
手順① modelをダウンロードする
scribbleのmodelをダウンロードする必要があります。以下URLより「control_v11p_sd15_scribble_fp16.safetensors」をダウンロードください。
ここをクリック↓
control_v11p_sd15_scribble_fp16.safetensors
手順② modelをフォルダに格納する
①でダウンロードしたファイルを下記フォルダ内に格納してください。
「stable-diffusion-webui」→「extensions」→「sd-webui-controlnet」→「models」
手順③ Stablediffusionを起動する
Stablediffusionを起動し、Txt2imgのタブに切り替えてください。
スポンサーリンク手順④ スケッチをアップロードする
「Generation」タブの「ControlNet」タブ右横の◀︎をクリックし、プルダウンしてください。
すると下記のメニューが表示されます。ここにスケッチ画像をアップロードしてください。
手順⑤ 各種パラメーターを設定する
各種パラメーターを設定します。
- 「Enable」:有効にしてください。
- 「All」:有効にしてください。
- Preprocessor:「scribble hed」を選択ください。
- Model:「control_v11p_sd15_scribble_fp16」を選択ください。
modelが選択できないという方!
「Model」右横の「Refresh」を押すことで選択できる可能性がございます。
手順6 プロンプトを入力する
スケッチから画像生成を行う際に、反映したい内容と反映したくない内容を記載してください。英単語で入力ください。
手順7 画像生成をする
手順1から6までの全ての手順を完了した方は、「Generate」ボタンを押してください。画像が生成されます。
Tips
紙面のスケッチをスキャンして利用する場合、正常に反映されないことがあります。iPadやペイントツールなどデジタルデバイスでのスケッチの方が反映してくれる場合が多いです。
スポンサーリンク第2章 実際に建築スタディをしてみた
Sketch案
実際にラフスケッチを基にAI検証をしてみました。プロンプトの記載順序やパラメータの強弱によって得られる結果が変わるため、皆様も実践しながら習得していただければと思います。
Scribbleでのアウトプット
スポンサーリンクおわりに
建築設計におけるスケッチの重要性を再確認し、AI技術を利用してスケッチから高品質な画像を生成する方法を紹介しました。今後も、技術の進化に伴い、設計プロセスはさらに効率的かつ創造的になることでしょう。
1111手書きスケッチができる設計者は強い!
どこまで技術革新が起きても、手書きができる設計士の魅力が尽きることはありません。
日々の設計スキル向上や転職に向けたポートフォリオ作成に向けても手書きスキルをつけることを推奨します。下記は関連記事となります。是非ご確認ください。