H型鋼材とI型鋼材って何が違うの?
使用用途も形も全く違うから説明しよう!
はじめに
建築の現場では、H型鋼材とI型鋼材という言葉をよく耳にしますが、実際にその違いをご存知でしょうか?形や使用用途に違いがあり、構造設計において非常に重要な役割を果たしています。
本記事では、「ウェブ」と「フランジ」という基本的な構造部の違いから、H型鋼材とI型鋼材の特徴をわかりやすく解説します。初心者でも簡単に理解できるように説明していくので、ぜひ最後までご覧ください!
スポンサーリンクまずは「ウェブ」と「フランジ」を理解しよう!
H型鋼材とI型鋼材の違いを解説するには、
「ウェブ」と「フランジ」を理解する必要があります。
<用語の説明>
『フランジ』:外側の水平方向の部材
『ウェブ』:内側の垂直方向の部材
どっちがどっちだか忘れちゃいそうです。。。
思い出せない時は、コレで覚えて!
手で書くときのイメージで体全体で覚えるんだ!
「H型鋼」と「I型鋼」は何が違うの?
結論:『フランジ』の形状が異なります!
<H型鋼とI型鋼の相違点>
H型鋼:「フランジ」が垂直水平で構成されている
主な使用用途:柱や梁などの構造部材
I型鋼:「フランジ」に傾斜(テーパー)がかかっている
主な使用用途:ホイストクレーンの水平移動用レールなど
型鋼材の表記ルールを理解しよう!
最後に鋼材の表記のルールを解説します。『アルファベットとハイフンと数字』からされる為、どの部材を指すのか正しく理解をしましょう。
『アルファベット』ー『セイ』×『幅(はば)』×『ウェブの厚み』×『フランジの厚み』
暗記する時は、『汗はウフ♡』で覚えましょう!
H型鋼の参考規格『日鉄スチール株式会社』
スポンサーリンクおわりに
H型鋼材とI型鋼材の違いを理解することは、鉄骨造の設計において非常に重要です。それぞれの用途や形状の特徴をしっかり把握することで、より効率的で安全な設計が可能になります。今回の内容を参考にして、次回の設計にぜひ役立ててくださいね。また、鉄骨造を設計する際には『充腹型鉄骨』にも注目してみましょう。学びを深めることで、設計スキルをさらにレベルアップできますよ!