
『屋外避難階段』付近に計画する『はめごろし戸』の注意点はありますか?

『建築物の防火避難規定の解説』を基にわかりやすく解説しよう!
はじめに

建築設計を進めるうえで、避難計画の適正な設計は欠かせません。特に『屋外避難階段』に関する規定は、見逃しがちなポイントが多く、あとから修正が必要になりやすい箇所の一つです。
本記事では、1㎡以内の開口部の取り扱いを中心に、具体的な規定内容をわかりやすく解説します。特に『はめごろし戸』の設置に関する注意点を取り上げるので、設計や現場対応に不安のある方はぜひ参考にしてください。

第1章 屋外避難階段って?


『避難階段』には、大きく3種類あるって知ってる?
少しでも不安がある方は、下記記事『避難階段』を確認ください!
第2章 屋外避難階段から2m未満のはめごろし戸の取り扱いについて

屋外避難階段付近の開口部の規制について

屋外避難階段の直上直下における開口部の取扱いはご存知でしょうか。基本のルールについては、下記記事にて解説をしておりますので必ず確認いただいた上で、本記事をご確認ください。
はめごろし戸の取扱いについて

屋外避難階段から2m未満の距離内において、1㎡以内の鉄製網入りガラスなどを使用したはめごろし戸(防火設備)を連続して設置する場合は、各はめごろし戸の間を耐火構造の壁で区切る必要があります。

具体的な図解で判定してみよう!

A,B各々1㎡以内の場合:OK

耐火構造の壁で相互が隔てられているので、別々の開口部として取り扱うことができます。
AとBの合計が1m²以内の場合:OK

開口部の窓枠等の区切りでは別の開口部とは扱われません。
AとBの合計が1㎡を超える場合:NG

Aの部分がはめごろしの構造となっていない場合:NG

第3章 「勇者と魔獣で学ぶ!防火避難の解説書」を手に入れよう!


建築基準法や国土交通省の告示や通達を見ても、
本記事に関する情報は、載ってニャイよね?

その通り!『建築物の防火避難規定の解説』に載ってるよ!
でも1冊5,000円。文字も多くて読みにくいんだよね。。。

高い!!!文字ばかりっも辛いニャ。。。


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設計をしていると、行き詰まる瞬間が訪れます。
その理由はシンプルです。防火避難規定の多くは建築基準法や告示などでは載っておらず、お金を持っている人しかリーチできない情報格差が存在しているからです。

この閉ざされた状況を変えたくて、この記事を含め150記事以上をオープンソースにして皆様にわかりやすくして公開しています。しかし、これらが一冊にまとまっていたらいいのに。。。なんてお声に応えるべく、880ページを超える情報をまとめた一冊を作りました。
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ちなみに『避難階段』と『昇降機の出入口』との関係性は、下記記事にて解説しているよ!ぜひ知識として学んで行ってください。
おわりに

今回の解説を通じて、『1㎡以内の開口部の取り扱い』や『はめごろし戸』の具体的な注意点について、理解を深めるお手伝いができたと思います。設計の初期段階でこれらのポイントを押さえておけば、後々のトラブルや手戻りを減らせますよね。
建築規定を正確に把握することは、建物の安全性だけでなく、設計者としての信頼にもつながります。この知識を設計の現場で役立て、より安全で快適な空間をつくりあげてください!
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