
見習い女の子
建築計画の「住宅・別荘」に関わる英語の言い回しや表現方法について教えて下さい!

建築戦士スー
建築の英語表現は独特で難しいよね!
『現場でよく使うフレーズ』をわかりやすく解説しよう!
はじめに

住宅や別荘の設計では、国や地域によって住文化や景観の考え方が大きく異なります。日本では新築戸建てが一般的ですが、海外では歴史ある建物を改修して住み続ける文化も根付いています。
本記事では、こうした背景を踏まえ、住宅設計の魅力を海外でも的確に伝えるための英語表現と実例を解説します。

1章 敷地条件と住宅規模を伝える表現

小規模な敷地や広大な土地では、住宅の設計方針も変わります。英語では敷地条件が空間構成やインテリアに与える影響を簡潔に説明できます。
基本表現
- make for ○○:○○に適している
- be situated near ○○:○○の近くにある
- site:敷地
例文
- A narrow hillside site can make for a multi-level home with split floors.
細長いな丘の敷地は、階層式の間取りを採用した複数階建ての住宅に適している。 - The family cottage is situated near an olive grove on the outskirts of town.
町外れのオリーブ畑のそばに家族用コテージが建っている。
2章 窓や開口部の魅力を英語で表現

住宅デザインでは、窓の配置や大きさが暮らし方や景観体験を左右します。特に大きな開口部や景色を取り込む工夫は、英語でも視覚的に伝えることが重要です。
基本表現
- from floor to ceiling:床から天井まで
- because ○○:○○なので/○○という理由で
- A series of ○○:一連の○○
例文
- A series of glass panels from floor to ceiling frames the garden like a living painting.
床から天井まで一連のガラスパネルが、生きた絵画のように庭を縁取っています。 - The dining area faces south because the client wanted maximum winter sunlight.
クライアントは冬の太陽光を最大限に確保したいと考えていた為、ダイニングエリアは南向きになっています。
3章 眺望とロケーションを魅力的に伝える

別荘や郊外住宅では、立地条件そのものが付加価値となります。「眺望」や「自然との近さ」を英語で的確に表すことで、魅力が伝わりやすくなります。
基本表現
- so that ○○:○○するために
- surrounded by ○○:○○に囲まれた
- overlook:見渡す
例文
- The guesthouse is placed on a gentle slope so that every room overlooks the vineyard.
全室からブドウ畑を見渡せるよう、ゲストハウスは緩やかな斜面に配置された。 - A timber lodge surrounded by pine forests was designed for a high-altitude site.
標高の高い土地に、松林に囲まれた木造ロッジが設計された。
おわりに

個人住宅や別荘の設計を英語で説明する際は、敷地条件・開口部・眺望・周辺環境といった要素をバランスよく伝えることがポイントです。今回紹介した表現や語彙を押さえておけば、国際案件や外国人クライアントとのコミュニケーションでも、自信を持って住宅の魅力を説明できるようになります。
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