高級ホテルってなんでワクワクするの?
もしかしたら寸法や建築の納まりにヒントがあるかもね!
ヒルトン東京ベイに泊まった時の写真とスケッチを紹介しよう!
はじめに
高級ホテルに泊まると、ちょっとしたワクワク感を感じませんか?そのワクワク感には、もしかすると寸法や建築の納まりに隠れた秘密があるかもしれません。
今回は、私が宿泊した『ヒルトン東京ベイ』で撮影した写真やスケッチを交えながら、その魅力を紐解いていきたいと思います。建築士の視点でホテルのデザインや構成をじっくり見ていきましょう!
スポンサーリンク第1章 ヒルトン東京ベイについて
『ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ』系列の4★ホテル(four-star-hotel)
『ヒルトン東京ベイ』は、ヒルトン・ホテルズ&リゾーツのホテルブランドの1つです。
ヒルトン東京ベイは、東京ディズニーリゾートのオフィシャルホテルであり、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーに隣接しています。最寄駅は、舞浜駅で駅からも無料のシャトルバスが出ています。
地下1階から地上11階で、客室数は全828室です。客室以外にも、ディズニーストア、売店、プール、SPA、運動施設、レストラン・バー、宴会場、チャペルなど一通りの機能が集約されています。
スポンサーリンク参考)ヒルトン東京ベイの概要と設計者について
<運営情報>
部屋数 828室
開業:1988年7月2日
最寄駅:JR舞浜駅
所在地:千葉県浦安市舞浜1-8
<建築情報>
建築設計:日本設計
内装設計:日本設計/チャダ・シエムビェダ・アンド・アソシエイツ
外構設計:愛植物設計事務所
外構照明コンサルタント:石井幹子デザイン事務所
内部照明コンサルタント:チャイルズ・アソシエイツ
サイン計画:ピーター・ワヒター
施工:清水建設/竹中工務店/日本建設/三井建設
安くても1泊5万円くらいはかかる!
<シミュレーション条件>
日程:2024/09/29-2024/09/30
人数:大人2人
予約サイト:公式HP
プラン:素泊まり(食事なし)
予約料金:52,206円
円安とコロナウイルス解禁が追い風となり、
インバウンドや高所得層向けの価格設定になっていそうだね。
第2章 客室とスケッチでホテルをご紹介します!
上記が私が宿泊した客室です。おおよその目寸で空間を読み取り、スケッチに起こしています。私の独自のスケール感で書き上げた図面ですので、正しい寸法では御座いません。ご了承ください。
客室内のゾーニングを作成しました。客室間口4.2m程度とコンパクトな中で、どれも整形にゾーン分けができています。1988年竣工という時代背景もあり、便所と浴室と洗面脱衣室が1室になっています。
以降は、共用部と客室専有部をそれぞれ写真でご紹介します。
スポンサーリンク共用部
エントランス
スポンサーリンクチェックインスペース
昇降機
スポンサーリンク入室までの導入路
客室内専有部
通路
スポンサーリンク洗面脱衣/便所/浴室
ベッドスペース
スポンサーリンクワークスペース/ミニバー
ソファスペース
スポンサーリンククローク
スポンサーリンクサッシ周り
スポンサーリンクその他共用部
レストラン
スポンサーリンク第3章 なぜホテルをスケッチするの?
建築はアートと異なり、寸法と素材の情報を持ちます。空間を分解していくと、全て寸法で成立している。デイユースな寸法からラグジュアリーな寸法まで、体感として寸法を読み取ることは、建築士にとって非常に重要なことだと考えます。
飲み会終わり26時に客室スケッチ。これが私の原体験。
私はもともと頻繁に手書きをするタイプの設計士ではありませんでした。
しかし、尊敬する上司と仕事をする中で手で書くことの重要性を学びました。
当時の上司とのやりとりを下記に記します。
設計者は、『スケール感』が大切なんだ。
図面ばかり見るのもいいけど、
『空間を読み取る力』を意識的に上げることで設計の質がレベルアップするんだ。
先輩はどうやって身につけましたか?
私は、今まで宿泊したホテルの客室は全てスケッチして、寸法を自分のものにしている。
だから0から客室を組み立てるときも、自然とペンが進むんだ。
そんなに絵も上手ではないし、できるかな。。。
綺麗なスケッチを描くことが目的ではない。
単線でいい。ただし、自分の体感寸法でスケッチするんだ。
もちろんメジャーでの答え合わせもすること。
今日は出張なんだから、試しに今日宿泊するホテルを描いてみ!
今夜は接待だから、戻りが深夜になりますけどw
ああ!恐らくホテルに戻るのは26時過ぎになるだろう。
でもこれが設計力の源となり、施主の信頼に繋がるんだ。
仕事も円滑に進むよ!
皆さんもやりましょう!とは言いません。しかし、日常の中で少し意識を変えることで、何でも学びに変えられるということを実感した出来事でした。
スポンサーリンクおわりに
今回は、ヒルトン東京ベイの宿泊体験を通じて、高級ホテルのデザインや空間の魅力についてお伝えしました。建物の細かなデザインや寸法の工夫には、多くの人を魅了する理由が隠されているのかもしれません。ぜひ、次回の旅では、少しだけ建物や空間のデザインに目を向けてみてください。それが、旅をもっと楽しくするきっかけになるかもしれません!
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