ホテルってなんでワクワクするの?
もしかしたら寸法や建築の納まりにヒントがあるかもね!
ザロイヤルパークキャンバス名古屋に泊まった時の写真とスケッチを紹介しよう!
はじめに
ホテルに泊まると、ちょっとしたワクワク感を感じませんか?そのワクワク感には、もしかすると寸法や建築の納まりに隠れた秘密があるかもしれません。
今回は、私が宿泊した『ザロイヤルパークキャンバス名古屋』で撮影した写真やスケッチを交えながら、その魅力を紐解いていきたいと思います。建築士の視点でホテルのデザインや構成をじっくり見ていきましょう!
スポンサーリンク第1章 ザロイヤルパークキャンバス名古屋について
『ロイヤルパークホテルズ』系列のホテル
『ザロイヤルパークキャンバス』は、ロイヤルパークホテルズのホテルブランドの1つです。
ザロイヤルパークキャンバス名古屋は、客室数は全153室です。客室以外にも、大浴場、レストラン、コンビニエンスストアなどコンパクトながらも主要機能が集約されています。
宿泊までの動線は、2階にアクセスをしてチェックインをしてから、それぞれの客室まで向かいます。上記は簡易的に案内図を作成しましたので、参考までにご覧ください。
スポンサーリンク参考)ザロイヤルパークキャンバス名古屋の概要について
<建築情報>
■施設概要
所在地:愛知県名古屋市中村区名駅三丁目23番13号
最寄駅:JR名古屋駅 徒歩5分
敷地面積:667.69㎡(202坪)
延床面積:5,729.13㎡(1,733坪)
規模構造:鉄筋コンクリート造、地上12階
施設構成:客室153室
建物所有者:日東エフシー株式会社
設計施工者:株式会社フジタ
インテリア設計:株式会社竹中工務店 大阪本店
開業:2013年11⽉1⽇
安くても1泊2万円くらいはかかる!
<シミュレーション条件>
日程:2024/10/26-2024/10/27
人数:大人2人
予約サイト:公式HP
プラン:素泊まり(食事なし)
予約料金:20,800円
円安とコロナウイルス解禁が追い風となり、
インバウンドや高所得層向けの価格設定になっていそうだね。
第2章 客室とスケッチでホテルをご紹介します!
上記が私が宿泊した客室です。おおよその目寸で空間を読み取り、スケッチに起こしています。私の独自のスケール感で書き上げた図面ですので、正しい寸法では御座いません。ご了承ください。
客室内のゾーニングを作成しました。客室間口2.75m程度とコンパクトな中で、どれも整形にゾーン分けができています。風呂機能に関しては、「共用大浴場」と割り切ることでシャワーのみの採用や洗面脱衣室を不採用とすることで、ベッドスペースやワークスペースを最大限確保しています。
以降は、共用部と客室専有部をそれぞれ写真でご紹介します。
スポンサーリンク共用部
外観
スポンサーリンクエントランス
チェックイン
スポンサーリンク入室までの導入路
スポンサーリンク客室内専有部
通路
便所
スポンサーリンクベッドスペース
スポンサーリンクワークスペース
シャワー
スポンサーリンク第3章 なぜホテルをスケッチするの?
建築はアートと異なり、寸法と素材の情報を持ちます。空間を分解していくと、全て寸法で成立している。デイユースな寸法からラグジュアリーな寸法まで、体感として寸法を読み取ることは、建築士にとって非常に重要なことだと考えます。
飲み会終わり26時に客室スケッチ。これが私の原体験。
私はもともと頻繁に手書きをするタイプの設計士ではありませんでした。
しかし、尊敬する上司と仕事をする中で手で書くことの重要性を学びました。
当時の上司とのやりとりを下記に記します。
設計者は、『スケール感』が大切なんだ。
図面ばかり見るのもいいけど、
『空間を読み取る力』を意識的に上げることで設計の質がレベルアップするんだ。
先輩はどうやって身につけましたか?
私は、今まで宿泊したホテルの客室は全てスケッチして、寸法を自分のものにしている。
だから0から客室を組み立てるときも、自然とペンが進むんだ。
そんなに絵も上手ではないし、できるかな。。。
綺麗なスケッチを描くことが目的ではない。
単線でいい。ただし、自分の体感寸法でスケッチするんだ。
もちろんメジャーでの答え合わせもすること。
今日は出張なんだから、試しに今日宿泊するホテルを描いてみ!
今夜は接待だから、戻りが深夜になりますけどw
ああ!恐らくホテルに戻るのは26時過ぎになるだろう。
でもこれが設計力の源となり、施主の信頼に繋がるんだ。
仕事も円滑に進むよ!
皆さんもやりましょう!とは言いません。しかし、日常の中で少し意識を変えることで、何でも学びに変えられるということを実感した出来事でした。
スポンサーリンクおわりに
今回は、ザロイヤルパークキャンバス名古屋の宿泊体験を通じて、ホテルのデザインや空間の魅力についてお伝えしました。建物の細かなデザインや寸法の工夫には、多くの人を魅了する理由が隠されているのかもしれません。ぜひ、次回の旅では、少しだけ建物や空間のデザインに目を向けてみてください。それが、旅をもっと楽しくするきっかけになるかもしれません!
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