ホテルってなんでワクワクするの?
もしかしたら寸法や建築の納まりにヒントがあるかもね!
フサキビーチリゾートに泊まった時の写真とスケッチを紹介しよう!
はじめに
ホテルに泊まると、ちょっとしたワクワク感を感じませんか?そのワクワク感には、もしかすると寸法や建築の納まりに隠れた秘密があるかもしれません。
今回は、私が宿泊した『フサキビーチリゾート』で撮影した写真やスケッチを交えながら、その魅力を紐解いていきたいと思います。建築士の視点でホテルのデザインや構成をじっくり見ていきましょう!
スポンサーリンク第1章 フサキビーチリゾートについて
株式会社マイステイズ・ホテル・マネジメントが運営するホテル
『FUSAKI BEACH RESORT』は、MYSTAYS COLLECTIONの1つです。
フサキビーチリゾートは、客室数は全398室です。客室以外にも、大浴場、レストラン、ビーチ、BAR、ジム、プールなど広大な敷地に主要機能が集結しています。
スポンサーリンク参考)フサキビーチリゾートの概要について
<建築情報>
■施設概要
所在地:沖縄県石垣市字新川1625
用 途:宿泊施設
事業主:フォートレス・インベストメント・グループ・ジャパン
設計者:安井建築設計事務所
施工者:フジタ
ランドスケープ:稲治造園工務所
植 栽:やまと庭樹園/西原農園/紅樹/仲田園芸/塩浜園芸
照明計画:内原智史デザイン事務所
工 期:2017年10月ー2020年8月
敷地面積:86,000㎡
客室数:398室
安くても1泊3.5万円くらいはかかる!
<シミュレーション条件>
日程:2025/04/22-2025/04/23
人数:大人2人
予約サイト:公式HP
プラン:キッズタイプ(朝食のみ)
予約料金:34,470円
WORLD LUXURY HOTEL AWARDSにも選出されている素晴らしい宿なんだね!
第2章 客室とスケッチでホテルをご紹介します!
上記が私が宿泊した客室です。客室タイプは、ノースウイングのファミリールーム<キッズタイプ>です。おおよその目寸で空間を読み取り、スケッチに起こしています。私の独自のスケール感で書き上げた図面ですので、正しい寸法では御座いません。ご了承ください。
客室内のゾーニングを作成しました。客室間口4.5m程度で、どれも整形にゾーン分けされています。WCの部屋の形は不整形ですが、キッズスペースが客室の中央に確保されていた為、安心して育児をしながらの滞在とすることができました。
以降は、共用部と客室専有部をそれぞれ写真でご紹介します。
スポンサーリンク共用部
外観
エントランス
スポンサーリンク入室までの導入路
客室内専有部
通路
スポンサーリンクWC/便所
ベッドスペース
スポンサーリンクソファスペース
キッズスペース
スポンサーリンク浴室
洗面脱衣
クローク
スポンサーリンクテラス
キッチン
スポンサーリンクその他共用部
BAR(海まで5秒の至高のバー)
このBARは、最高の立地であり建築です!実際に座席周りをスケッチして、下記記事にて解説をしています。気になる方は是非確認して見てください!
ランドリールーム
フサキビーチ
レストラン
屋外プール
車回し
託児所
敷地内通路
第3章 なぜホテルをスケッチするの?
建築はアートと異なり、寸法と素材の情報を持ちます。空間を分解していくと、全て寸法で成立している。デイユースな寸法からラグジュアリーな寸法まで、体感として寸法を読み取ることは、建築士にとって非常に重要なことだと考えます。
飲み会終わり26時に客室スケッチ。これが私の原体験。
私はもともと頻繁に手書きをするタイプの設計士ではありませんでした。
しかし、尊敬する上司と仕事をする中で手で書くことの重要性を学びました。
当時の上司とのやりとりを下記に記します。
設計者は、『スケール感』が大切なんだ。
図面ばかり見るのもいいけど、
『空間を読み取る力』を意識的に上げることで設計の質がレベルアップするんだ。
先輩はどうやって身につけましたか?
私は、今まで宿泊したホテルの客室は全てスケッチして、寸法を自分のものにしている。
だから0から客室を組み立てるときも、自然とペンが進むんだ。
そんなに絵も上手ではないし、できるかな。。。
綺麗なスケッチを描くことが目的ではない。
単線でいい。ただし、自分の体感寸法でスケッチするんだ。
もちろんメジャーでの答え合わせもすること。
今日は出張なんだから、試しに今日宿泊するホテルを描いてみ!
今夜は接待だから、戻りが深夜になりますけどw
ああ!恐らくホテルに戻るのは26時過ぎになるだろう。
でもこれが設計力の源となり、施主の信頼に繋がるんだ。
仕事も円滑に進むよ!
皆さんもやりましょう!とは言いません。しかし、日常の中で少し意識を変えることで、何でも学びに変えられるということを実感した出来事でした。
スポンサーリンクおわりに
今回は、フサキビーチリゾートの宿泊体験を通じて、ホテルのデザインや空間の魅力についてお伝えしました。建物の細かなデザインや寸法の工夫には、多くの人を魅了する理由が隠されているのかもしれません。ぜひ、次回の旅では、少しだけ建物や空間のデザインに目を向けてみてください。それが、旅をもっと楽しくするきっかけになるかもしれません!
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