【建築士の転職】他業界に転職しよう!1級建築士が語る実体験|おすすめの転職サイト

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見習い男の子
見習い男の子

設計職は忙しいな。。。転職するにはどうすれば?

DJケンゴ
DJケンゴ

私は設計士として、建設業界から他業界へ転職をしたよ。

その理由とおすすめの転職サイトを紹介しよう。

はじめに

転職の番人が現れた
転職の番人が現れた

建築士として働いてきたものの、他業界への転職を考えたことがある方も多いのではないでしょうか?特に、1級建築士としての経験を活かしながら新たな分野で挑戦することは、キャリアアップや働きやすい環境を手に入れるための大きなチャンスとなり得ます。

本記事では、私自身が実際に体験した建築業界からIT業界への転職をもとに、他業界で働くメリットやおすすめの転職エージェントについて詳しくご紹介します。建築士としての知識を生かしながら、より良い働き方を模索している方にとって、この記事が少しでも役立つ情報となれば幸いです。

記事のレベル
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第1章 建築業界から他業界への転職を志した理由

多忙を極める設計職
多忙を極める設計職

私は、大学で建築学科を修了し、超大手の組織設計事務所の意匠設計者として5年間従事してきました。しかし、その生活は決して良好なものとは言えませんでした。常に業務が多すぎる状況で、仕事に対する責任も重く、プレッシャーに押しつぶされそうな毎日でした。残業時間も多く、家族と過ごす時間が全く取れなかったのです。当然、育児休暇なども取れる環境ではありませんでした。業界トップの会社に入社したにもかかわらず、幸福度は全くと言ってよいほど高くありません。このギャップに苦しんでいました。周りの会社を見ていても、同じようなことを言う人が多く、これは設計業界が抱える闇だと確信しました。

※その生活と給与については、下記の記事で解説をしています。

また、組織設計事務所やゼネコンなど、設計事務所にはいくつかの種類がございます。簡単に解説しておりますので、興味のある方は見てみてください。

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第2章 建築業界からIT業界に転職。5つのメリット!

異業種転職を実現せよ
異業種転職を実現せよ

私が転職を考える際に外せないのが「設計者」および「発注者」および「他業界」の3つでした。

結論:建設業界を飛び越えて、IT業界の建築PM職に転職しました。

この職能は、他業界の会社で、その会社自身が抱える新築プロジェクトの建築PMのような立ち位置です。実際の確認申請を通す設計者は別にいますが、発注者として理想的な建築プランやデザイン、工程管理や各種ステークホルダーとの折衝を行うようなポジションです。ここで、実際に他業界に飛び込んで良かったことを5つお話しいたします

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1.年収向上ができた(しやすい)

年収の向上
年収の向上

建設業界は、実際のモノを作り、企画や設計を行い、販売をして初めて利益が出ます。いわば1対1の収益構造です。国土交通省が設計費や施工の人区などの基準を定めているため、爆発的に利益を上げようとすると、次々に案件を遂行することが望まれます。冒頭に業界と記述しましたが、正確には、その会社がどこで利益を上げているか、つまり【キャッシュポイント】を見定めることが一番重要です。

一方、私が転職をしたIT業界は、1対nの収益構造とすることができます。一般的には収益率が高く、生産性も高くなり、給与も高くなる傾向があります。

話を戻しますが、同じ設計士として働く場合でも、設計報酬で収益を上げている会社もあれば、賃料収入で収益を上げている会社、コンサル報酬で収益を上げている会社もあります。さらに、大きなグループ会社であれば他部門で爆発的な収益を上げることで設計部門にも恩恵が受けられるなど、所属する会社によって給与が変動します。

そのため、成長産業を注視し、インハウス設計士として採用されることで年収を上げることが可能です。

2.希少な設計人材

希少な設計人材
希少な設計人材

設計事務所に勤務していると、周囲に多くの設計士がいるため、質問や疑問はベテラン設計士に集中し、若手にはなかなか回ってきません。しかし、他業界では設計士自体が少ないため、建築やインテリアに関する全般的な質問が飛んできます。そのため、自分が頼られているという実感が多く、かなりの信頼を得られます

3.一級建築士として崇められる

一級建築士資格の保有
一級建築士資格の保有

一級建築士の資格を持っているだけで、優秀と見られる傾向があります。他業界での求人は一級建築士資格の保有が必須になる場合が多いですが、他業界ゆえの求人数の少なさと一級建築士資格保有者の希少性が相まって、このような扱いを受けることができるのです。設計事務所では一級建築士の取得は当たり前のため、ほとんど特別視されない印象があります。

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4.デザイン案が通りやすい

デザインスタディ
デザインスタディ

設計やデザインに関する決裁権を持つ人が少ないため、順を踏んで提案を行えば自分の案が通りやすい印象があります。しかし、建築士特有のVE(バリューエンジニアリング)やCD(コストダウン)で調整する感覚が薄いため、金額面での調整が後手に回ると信頼を一気に失う傾向があります。

5.自分の時間が増えた

趣味の時間も家庭の時間も増えます
趣味の時間も家庭の時間も増えます

設計事務所に勤務していた頃と比較して、勤務時間が格段に減りました。リモートワークが中心で、9時から19時までの勤務時間で完全に仕事を終わらせることができています。そのため、朝の保育園の送り迎えや子供とお風呂に入ったり、毎日夕食を一緒に食べることができるようになりました。また、趣味であるDJ活動も、平日の夜に渋谷でブッキングをしてもらえたりと、設計事務所勤務であれば断らざるを得なかった約束も、時間を捻出できるようになりました。

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第3章 転職準備ってどうすればいいの?

転職エージェントを利用しよう
転職エージェントを利用しよう

結論:転職エージェントを通して自己分析を行い、興味のある求人を自動で受信できる環境を構築すべし。

転職するかしないかは、内定が出てから決めても遅くありませんが、今のあなたはやってもいないのに、面接で落ちたわけでもないのに悩んでいませんか?これでは非常に無駄なエネルギーを消費してしまいます

自分の市場価値を知り、具体的な条件やイメージを自分だけで把握するのは難しいため、転職エージェントを利用することをおすすめします。利用は完全に無料なので、利用しない方が損です。さらに、転職エージェントの担当者と関係性を構築することで、自分の条件に合う求人を優先的に紹介してもらえる可能性もあります。求人はタイミングによるため、長期的に取り組むことで条件に合った求人を引き当てる確率が上がるでしょう。

実際に使ったおすすめの転職サイト・転職エージェント

JACリクルートメント ★★★★★

引用:公式HPより

ミドルからハイクラス転職求人が多数あります。希望の条件に合う求人を数多く提案してくれます。建築不動産領域に特化したエージェントが多数在籍しているため、キャリア戦略の相談も多く乗ってくれます。(経験談)転職前後を含めた長期的なサポートをしてくれるため、少しでも迷っている方は、まずはこちらに登録することをおすすめします。

doda ★★★★★

引用:公式HPより

転職サイト『doda』は、CMでも見かける有名な転職求人サイトの1つです。幅広い求人が多く、非常に使いやすいのが特徴です。企業人気ランキングなど、見ているだけでも楽しいコンテンツが豊富に揃っています。

RSG建設転職 ★★★★★

引用:公式HPより

RSG建設転職は、建設技術者や不動産の業種に特化した求人を掲載する転職サイトです。20代から幅広い転職実績を多数掲載しており、スーパーゼネコンからハウスメーカーまでを網羅しています。

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第4章 転職エージェントのココを見るべし!

転職エージェントはここをみよう!
転職エージェントはここをみよう!

転職エージェント選びは、転職活動の成否を左右する重要なポイントです。私は特に以下の2点に注目してエージェントを選ぶようにしています。

1. 求人の案件数

求人案件数が多い
求人案件数が多い

エージェントが取り扱う求人数が多いほど、キャリアの選択肢も広がります。求人の豊富さは転職活動の分母を増やし、自分の希望条件に合う企業が見つかりやすくなるため、まずは求人数を確認することが重要です。

2. 面談対応

面談対応のパフォーマンスが高い
面談対応のパフォーマンスが高い

転職エージェントを通じて応募する場合、面談対応の質が非常に大切です。ここで注目すべき点は、単なる「相性」だけではありません。以下のようなポイントがしっかりと抑えられているかを確認することが必要です。

  • 面談の的確さ:エージェントと話していて、自分のキャリアに適切なアドバイスや企業提案が行われているか
  • 話の整理:こちらが提示した情報や希望条件がエージェントの中できちんと整理され、的確に企業に伝わっているか。
  • 記憶力・コミュニケーション力:何度も話をする中で、過去の話やポイントが忘れられず、継続的にスムーズな対応ができるか

これらの対応を評価するには、複数のエージェントを利用して比較するのが一番です。最初からひとつのエージェントに絞るのではなく、まずは複数のエージェントに登録し、比較していくと良いでしょう

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おわりに

転職の知識を手に入れた
転職の知識を手に入れた

建築士としてのキャリアを他業界で活かすことは、年収の向上や自分の時間の確保など、多くのメリットが期待できます。また、他業界での経験は、自身のスキルや知識をさらに広げる良い機会ともなります。この記事でご紹介したポイントや転職エージェントを活用し、新たなキャリアの一歩を踏み出してみませんか?自分の市場価値を理解し、最適なキャリアパスを選ぶことで、より充実した仕事とプライベートの両立を実現しましょう

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