一級建築士の製図試験で伸び悩んでいて・・・
最速最年少で1発合格した私がコツを教えよう!
はじめに
私は、新卒一年目に一級建築士試験に最速合格を果たしています。
何の変哲も無い、かつて普通の大学で遊んでいたサラリーマンです。
難易度が高いと言っても、試験は試験。攻略法は必ずあります。自分との戦いにはなりますが、最短合格を掴んだコツをこの記事では解説をします。
スポンサーリンク一級建築士試験の概要
一級建築士試験は、大きく分けて2つの試験から成り立ちます。
筆記試験
筆記試験では、建築設計に関連するさまざまな知識領域に関する問題が出題されます。建築の基本原理、計画に関して、建築法規、環境設備、耐震設計など、幅広い分野が含まれています。この試験は選択式の問題が出題され、試験時間内に正確に解答する必要があります。別記事にて解説を行います。
製図試験 ←本記事の解説対象
製図試験では、建築プランの設計図を描く能力が問われます。主題される建築用途は、毎年7月にあらかじめ発表されます。受験生は与えられた建築用途に基づいて試験日までに練習を行い、当日に臨みます。建物のプラン図や断面図、詳細な部分図面などを描かなければなりません。正確さと迅速さが求められ、時間内に多くの図面を完成させることが必要です。
合格のポイント 「受かる人は、40枚以上書き上げている」
まず一番のおすすめポイントを解説します。
定量的な指標として掲げたいのは、「40枚書き上げたら受かる」です。
2次試験の製図試験は、1次試験の筆記試験と異なり点数を把握しにくい特徴があります。その為、自分が成長しているかどうかの判断がつきにくく、自信やモチベーションの維持が難しい傾向にあります。
まず認識すべきは、この2次試験は、要領がいい人が受かる試験ではありません。地道に続けた人が受かる試験です。計画を考える時間は、どうしても個人差が出てしまいますが、書き上げる力は全ての人が同じスタートラインからの開始となります。
最初から早く書き上げる人なんて居ないのです。つまりやった分だけ返ってくる項目です。枚数をこなすことが合格への一番の近道です。
計画力と製図力を意識して取り組む
各年の試験には異なる課題が設定されており、各社(主に日建学院、総合資格学院、TAC、STUDYINGなど)がそれに基づいて課題を作成します。
大切なのは、解いた問題の数ではなく、触れた解法のバリエーションです。
敷地与条件が同じ問題は、一つとしてないですが、同じ考え方で解くことができる問題は複数あると思います。この類型を意識して解くことが重要です。試験当日の敷地の与条件に似た練習問題をやっていれば、あたふたせずに適切な解き方を当てることができます。
つまりは情報戦なので、如何に情報を多く手に入れるかが重要です。
上手いこと他人を使って各社の問題を手に入れましょう。問題を解き切る必要は必ずしもありません。模範解答と問題文を徹底的に読み込み、解き方を見るだけでも有効です。
SNSの普及により、コミュニティをうまく活用しながら手に入れることも可能です。ここには時間と労力を割くべきだと感じています。
減点法の試験。捨てる力をつける
試験問題は難問が多く、すべての問題を完璧に解くことは難しいことがほとんどです。
優先度の高い条件を見極め、計画的に設計与条件に取り組むことが求められます。
結局のところ、試験は減点方式で採点されます。
ホームランを打つ必要はありません。エラーをしないことが必勝法です。どんなに難しい試験であっても簡単であってもエラーさえしなければ勝つのです。
落ちた場合の損失は数千万円以上
試験に1回で合格することは非常に難しいことですが、その価値は計り知れません。
落ちた場合の機会損失は人それぞれ異なりますが、潜在的な機会損失を含めると計り知れない価値を失なうと思います。不合格の場合、費やした時間が無駄になるばかりか、その時間で達成できたかもしれない他の項目や出会いを逃すことになります。試験合格後の成功やキャリアの広がりは非常に大きいため、機会損失を避けるためにも努力が必要です。これを意識すれば、自ずとプレッシャーはかかることでしょう。もちろん気楽にやろう!という方もいますが、結局は手を動かしている人が勝ちます。
凡人は塾に行こう!
天才でない限り、一級建築士試験に合格するためには塾に通うことを推奨します。
試験の難易度は非常に高く、塾での指導を受けることで合格の可能性を高めることができます。また、試験対策は体力的にも精神的にも負担がかかるため、適切な環境を整えることが大切です。自身の成長を定量化できないため、周りの人と比較できる環境を作り出すことが非常に重要です。
一級建築士試験は相対評価で合否が決まります。自分の立ち位置を確認し、周りより秀でるように努力しましょう。定期的に教室で1番になるような癖をつけることで、自信をつけることができます。
おわりに
一級建築士の試験合格は困難ですが、適切な戦略と努力によって達成可能です。
企画力と製図力を養い、効率的な学習方法を見つけることが合格への近道です。また、時間を無駄にせず、効果的な学習環境を整えることも成功へのカギとなります。最後に、自己評価を高め、競争力を向上させるために、他の受験生と切磋琢磨することをおすすめします。一級建築士の合格を目指して、ぜひこの記事のアドバイスを活用してください。頑張ってください。
設計で転職を考えているあなたへ!
設計業界は多岐にわたります。業界を知ってこそ、上手なキャリア構築が描けると思います。以下の記事を参考にそれぞれの特徴を掴みましょう。