おすすめ建築資格の難易度!転職を有利に進めよう!

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建築業界での転職やキャリアアップの為に何か資格を取得したいな。。。

設計士
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資格は、転職や昇進に非常に有効だよ!建築業界で主要な資格を解説しよう!

はじめに

建築関連の仕事をする上で、資格は非常に有用です。一級建築士である私も、建築関連のさまざまな資格を取得し、現場で実践している社員たちを多く見てきました。実際の転職にも武器として有効活用しました。資格は就職や転職においても有利であり、その取得に向けて学ぶことは非常に価値のあることです。次章からは、主要な資格について解説を行います。

建築業界で役立つ主要な資格リスト

一級建築士 難易度:★★★★★

建築士を目指す方にとって、最も一般的な目標とされるのが一級建築士の資格です。一級建築士としての資格を取得すれば、一般の住宅から大規模な建物や高度な技術が必要な建築物まで、多くの種類の建築物の設計と監理を行うことができます。

二級建築士 難易度:★★★☆☆

一級建築士が国家免許であるのに対し、二級建築士は都道府県知事からの免許を受ける資格です。制約はあるものの、一般的な戸建住宅の設計と監理をほぼすべて行うことができます。また、実務経験がなくても受験資格があるため、多くの建築会社が新入社員に資格取得を奨励しています。

木造建築士 難易度:★★★☆☆

この資格は、木造建築物の設計と監理に特化しています。RC造などの近代的な建築物には適用できませんが、日本の伝統的な家屋に関しては専門的な知識を持つことができます。古民家の修復や歴史的建造物のプロジェクトなど、他の建築士では対応できない仕事も多くあります。また、二級建築士と同様に、実務経験がなくても受験資格があるのが特徴です。

管理建築士 難易度:★★★☆☆

2005年の構造計算書偽造問題を受けて、建築士法が改正され、管理建築士制度が導入されました。この資格は、建築士事務所が専任の建築士を雇用する必要があるとされたため、重要性が高まりました。建築士事務所を経営することを考えている方にも有利な資格です。

建築設備士 難易度:★★★☆☆

建物の設備に関する専門家である建築設備士は、高度かつ複雑な建築物が増える中で重要な役割を果たしています。一級建築士や二級建築士などの建築士が設備について考慮しきれない場合、建築設備士が設計図面にアドバイスを提供します。快適な建物を実現するためには、幅広い知識と的確なアドバイスが求められます。

建築積算士 難易度:★★☆☆☆

建築会社にとって、積算は重要な業務の一つです。建設プロジェクトを予算内で遂行するために、必要な人材や材料、費用を正確に算出するのが建築積算士の役割です。デスクワークが主体ですが、予算内で顧客の要望を実現するために、発注と施工管理に関与することもあります。

宅地建物取引士(宅建) 難易度:★★★☆☆

宅地建物取引士は、不動産取引に関する資格で、不動産会社で働くことが一般的ですが、建築会社でも非常に求められます。自社で土地や建物の売買取引を行うことにより、顧客にリーズナブルな価格で物件を提供できる可能性があります。宅地建物取引士の資格は、さまざまなメリットを提供する資格です。

技術士 難易度:★★★★★

技術士は、技術分野における最高位の国家資格とされています。この資格を持つことは、高度な専門技術力を証明し、技術コンサルタントとして活躍するための証拠となります。技術士になるためには、技術士補としての資格を取得し、最低4年間の実務経験が必要で、試験の難易度は非常に高いです。

施工管理技士 難易度:★★★☆☆

施工管理技士は、建築現場における管理業務を担当する専門家の資格です。建物の品質や労働者の安全管理を確保しながら、工事をスケジュール通りに進行させる重要な役割を果たします。この資格の有無は昇進や出世にも大きな影響を与えることがあります。

インテリアプランナー 難易度:★★★☆☆

インテリアプランナーは、インテリア商品の選択や配置だけでなく、建物の設計や工事監理、検査までをトータルで対応できるプロフェッショナルです。

1級建築施工管理技士 難易度:★★★☆☆

1級建築施工管理技士は、建築現場でマネジメント業務を担当する上級の資格です。施工計画、安全管理、品質管理、工程管理など幅広い領域で活躍できます。資格について詳しく説明します。

設備設計一級建築士 難易度:★★★★★

設備設計一級建築士は、平成18年の建築士法改正に伴い創設された資格で、一定の規模の建物の設計には必須です。主な業務には、設備設計、設備工事監理、建築確認の審査、設備設計の調整などが含まれます。

構造設計一級建築士 難易度:★★★★★

一級建築士の中でも、限られた一部の人が取得できるのが構造設計一級建築士の資格です。この資格を持つことで、大型ビルや超高層マンションなどの大規模な建物の設計に取り組むことができ、業務の幅が大幅に広がります。一級建築士の資格を持つ者で、最低でも5年の実務経験が必要となり、受験資格の難易度も高まります。

福祉住環境コーディネーター 難易度:★★★★☆

福祉住環境コーディネーターは、高齢者や障害者が自立した生活を送るための住環境を整える仕事を担当します。医療や福祉だけでなく、建築に関する知識も必要です。バリアフリー住宅の建設やリフォーム、介護施設のコーディネートなども行います。

造園施工管理技士 難易度:★★★☆☆

造園施工管理技士は、公園や庭園などの工事管理と安全管理を担当します。環境問題への関心が高まっており、需要が増加しています。資格取得には実務経験が必要で、一次試験は四肢択一式、二次試験は記述式です。

CAD利用技術者試験 難易度:★★☆☆☆

CAD利用技術者試験は、CADシステムを使用する技術力を評価するための試験です。CADの使用には資格は必要ありませんが、自身の技術レベルを示すために役立ちます。建築や設計だけでなく、電機業界やアパレル業界でもCADが使用されており、資格取得は就職や転職に有利です。

不動産鑑定士 難易度:★★★★★

不動産鑑定士は、土地や建物の鑑定評価を行い、顧客にコンサルティングを提供する資格です。個人だけでなく、法人の顧客にも対応し、国内外で活動することが可能です。多岐にわたる活動ができる幅広い資格と言えます。

電気主任技術者 難易度:★★★★☆

電気主任技術者は、需要設備や一般用電気工作物の電気工事を担当する資格です。電気工事士に指導を行う役割も担い、高収入を期待できます。国家試験であり、試験の難易度は非常に高いです。第三種、第二種、第一種に分かれており、初めから第一種電気主任技術者試験を受験できます。

空調設備士 難易度:★★★☆☆

空調設備士は、空調設備を専門的に扱うプロフェッショナルです。建築業界に欠かせない存在であり、空調設備の設置やメンテナンスを行います。給排水衛生設備工事や環境衛生設備工事、消火設備工事など、さまざまな分野で活躍できます。

土地家屋調査士 難易度:★★★★★

土地家屋調査士は、土地に関する申請手続きや測量、建物の測定などを担当する専門家です。不動産の登録手続きも行います。この資格は需要が高く、独占業務であるため、独立することも可能です。法的知識と書類作成能力が必要です。

測量士 難易度:★★★★★

測量士は、都市開発などのプロジェクトで役立つ資格です土木工事や建築工事などの現場では、土地の形状や面積を正確に測定する必要があります。測量士はその役割を果たし、測量計画書を作成し、データを整備します。この資格には受験資格が設けられておらず、誰でも受験可能です。

※上記全ての資格難易度は、主観です。参考程度にご覧ください。

おわりに

建築関連の資格は、建築業界におけるスキルと信頼性を高めるために非常に重要です。
これらの資格は、建築士、施工管理者、設備設計士など、さまざまな専門職に向けて提供されており、個々のキャリア目標に合わせて選択できます。資格取得には時間と努力が必要かもしれませんが、将来の成功に向けた投資として価値があります。建築関連の資格を取得し、自身のキャリアをさらに発展させるために、積極的に学習とスキルの向上に取り組んでいきましょう。

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