【初心者解説】ベッドの必要寸法とは?立つ/座る/寝るに必要な寸法の基本情報!

木造知識
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新入社員
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毎回設計の度に寸法を調べるんだけど忘れてしまいます。。

設計士
設計士

尺貫法の基本から学ぶと覚えやすいよ!

はじめに

1級建築士のSUPERREです。日常生活において、私たちが過ごすスペースの確保は快適な生活を送る上で欠かせません。しかし、そのスペースの必要性や適切な大きさについて、時代や文化によって異なる考え方が存在します。本記事では、立ち作業や寝るために必要なスペースの適切な大きさについて解説します。

必要スペース その1: 立ち作業や休憩に必要なスペース

「立って半畳、寝て1畳、天下をとっても4畳半」

立ち作業や休憩をする際、私たちが必要とするスペースは意外にも重要です。古来から伝わる言葉に「立って半畳、寝て1畳、天下をとっても4畳半」というものがありますが、その最初の部分、立って半畳のスペースが意味するところは大きいのです。

立ち作業・食事配膳 = 約0.5畳/人

立ち作業・食事の配膳をする場合、一人あたり約半畳のスペースが必要とされます。例えば、キッチンの流し台と棚との間のスペースは約90cm必要であり、このようなスペース確保が日常生活をスムーズに過ごすために重要です。

起立状態 = 約0.5畳/人

単純に立っているだけでも、人一人あたり約半畳のスペースが必要とされます。混雑した電車やバスなどの公共交通機関では、このスペースが確保されているかどうかが快適な乗車体験に影響を与えます。さらに、100人が立つ講堂が約50畳の広さであることを考えると、半畳のスペースがいかに重要かが分かります。

必要スペース その2: 快適な睡眠を支えるスペース

寝るために必要なスペースも重要です。昔の人々は背が低かったため、1畳のスペースで十分な睡眠を得ることができました。しかし、現代人の身長が高くなったことから、1畳のスペースでは不十分な場合もあります。現代のベッドは、1m×2m程度の大きさで作られており、より快適な睡眠環境を提供しています。

実際のベッド寸法は、下記の通りです。参考に見ていただければと思います。ここでいう現代のベッドは、シングルベッドを指します。

ベッド寸法について

ベッドの呼称幅 (cm)長さ (cm)
シングル97195
セミダブル120195
ダブル140195
クイーン160195
キング180195
ロング97~180207
一般的なベッド寸法リスト

おわりに

項目必要スペース
立ち作業や休憩1人あたり約半畳 (約0.5m²)
寝るため1人あたり1畳 (約1m×2m)
表:快適な生活を支えるスペースの必要性

快適な生活を送るためには、適切なスペースの確保が欠かせません。立ち作業や休憩、そして睡眠を行うためには、それぞれ適切なスペースが必要です。古くから伝わる言葉にあるように、「立って半畳、寝て1畳、天下をとっても4畳半」という考え方が、私たちの生活におけるスペースの重要性を示しています。適切なスペースの確保を心がけることで、より快適で充実した日々を送ることができるでしょう。

1畳=サブロク板って聞いたことある?

日本の建築や暮らしに関係するサブロク板。サブロク板をはじめ、坪・間・畳など尺貫法に関わる知識を理解することで、建築設計や暮らしに隠れている寸法値や根拠が見えてきます。是非、下記記事を閲覧して知見を深めていきましょう。

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