設計者A
庭に芝を張りたいんだけど、
どこに何の種類を植えるのがいいのかな??
一級建築士:SUPERRE
芝の特性を理解してから植えないと、
美しさ庭の実現は難しいよ。解説しよう!
はじめに
芝の植栽は、庭づくりの楽しさと美しさを引き立てる要素として非常に優秀です。しかし、芝の種類や植栽場所、管理方法には注意が必要です。本記事では、1級建築士のSUPERREが、庭に芝を植えるポイントを詳しくご紹介します。
スポンサーリンク第1章 芝は大きく分けて2種類ある?
芝には大きく分けて、「夏型」と「冬型」があります。選定するポイントは、季節毎の緑の見せ方を決めることです。それでは、それぞれのケースについて解説を行います。
夏型シバ
- ノシバやノシバより丈が小さめなコウライシバなどが含まれます。
- 夏は緑色、冬は枯れる特性を持っています。
冬型シバ
- 夏の暑さに弱く、冬に緑色になる種類があります。
- ゴルフ場でよく使われるコロニアルベントグラスや、ケンタッキーブルーグラスなどが代表的です。
具体的な芝の品種について
芝の種類 | 季節 |
---|---|
ウィービングラブグラス | 夏型 |
ギョウギシバ | 夏型 |
コウライシバ | 夏型 |
セントオーガスチングラス | 夏型 |
ノシバ | 夏型 |
ティフドワーフ | 夏型 |
バッファローグラス | 夏型 |
バミューダグラス | 夏型 |
ヒメコウライシバ | 夏型 |
クリーピングベントグラス | 冬型 |
ケンタッキーブルーグラス | 冬型 |
コロニアルベントグラス | 冬型 |
ファインフェスク | 冬型 |
植栽場所の注意点1
育ちやすい環境
① 軒が無いベランダやバルコニー、屋上部分
② 半日陰を超えて日射を受ける場所
育ちにくい環境
① フェンスや塀の陰になる場所
② 高木など植栽で陰になる場所
シバの美しさをキープするための管理
刈り込みの重要性
- 定期的な刈り込みがシバの美しさを保つ鍵です。適切な高さに整えることで、庭全体が清潔で美しい印象を与えます。
目土かけと施肥
- 目土かけや施肥は、芝の栄養を補給し、健康な成長を促進します。季節ごとに適切な栄養補給を行うことで、四季折々の美しい姿を楽しむことができます。
雑草の注意
- 定期的な雑草取りが必要です。雑草がシバの成長を妨げないよう、根気よく管理しましょう。
植栽の適切な場所と工夫
耐踏性の考慮
- シバはある程度踏み付けても問題ありませんが、通路など常時踏み付けられる場所では植栽は避けましょう。踏み圧により根が傷み、シバが枯れてしまう可能性があります。
日当たり確保
- 植栽する場所は、日当たりが十分に確保できるようにしましょう。日照が不足すると、シバの生育が悪化しやすくなります。
おわりに
芝を庭に植えることで、四季折々の美しい風景を楽しむことができます。適切な種類の選択、植栽場所の工夫、そして継続的な管理が成功の鍵です。是非、これらのポイントを参考にして、あなたの庭を芝の魅力で彩りましょう。
地被・低木・中木・高木って?どんな種類があるの?
植栽計画の基本の基本の解説です。高木ってどんな高さを指すの?どんな樹種があるの?など身になる知識が多いです。素敵な外構や植栽計画に向けて、是非読んで頂きたい内容です。