限られた庭の面積で、開放感を演出したいんだけど。。。どうすれば。。
光を透過する薄い葉を選定することで、
明るく開放性の高い庭を演出可能だよ！
はじめに
庭を計画したいけど、面積も限られていて。。皆さん１度は悩んだことがあると思います。本記事では、一級建築士のSUPERREが、光の透過性を利用し明るく開放性のある植栽計画を解説します。
スポンサーリンク第１章 光を透過するって？
庭園の魅力を一層引き立てる秘訣が、光を透過する葉を持つ樹木の効果的な活用にあります。特に、アブラチャンやナツツバキ、ハクウンボクなど、葉が薄く光を透しやすい樹木は、庭に軽やかで明るい雰囲気をもたらします。次の章からは、庭園への葉が透ける樹木の取り入れ方や配植のポイントを解説いたします。
第二章：光を透過させる重要ポイント
POINT１ 樹種の選定
葉が光を透過する効果を最大限に引き出すためには、樹木の選定が重要です。落葉樹であることが一般的な条件ではありますが、樹種ごとに異なる特性があります。具体的な樹種については、第４章で解説をします。
POINT2 日射の方位を重視
朝日や夕陽などの光を考慮し、庭の印象を決定する際にどの方向から光が当たるかを検討することが重要です。例えば、柔らかな光を求める場合は朝日が葉を透過するように樹木を配置すると良いでしょう。
スポンサーリンク第３章 配置と演出の工夫
光を透過させる場合、配置にも注意が必要です。壁や別の樹種との離隔距離は、50cm以上の空間を確保し、樹木全体に均等に光が当たるように配置することで、葉の透明感を際立たせることができます。また、複数の樹木を配植する際には、高さや位置に工夫を凝らし、光が透過する線上で葉が重なり合わないように調整することが必要です。
第４章 代表的な樹種とその特徴
庭園に取り入れる樹木を選ぶ際に参考になる代表的な樹種を以下にまとめました。是非計画にお役立てください。
| 中高木 | 低木・地被 |
|---|---|
| アカシデ | アベリア |
| アブラチャン | オタフクナンテン |
| イヌシデ | キンシバイ |
| エゴノキ | コグマザサ |
| カツラ | ドウダンツツジ |
| カエデ類 | ビヨウヤナギ |
| クロモジ | ヒュウガミズキ |
| コバノトネリコ | ミツバツツジ |
| シナノキ | ユキヤナギ |
| ジューンベリー | ヤマブキ |
| ツリバナ | |
| ナツツバキ | |
| ハクウンボク | |
| ヒメシャラ |
おわりに
本記事では、庭園における葉が透ける樹木の効果的な活用法を解説しました。適切な樹木の選定と配置によって、庭に透明感と明るさをもたらすことができます。朝日や夕陽の光を考慮し、樹木の配置に工夫を凝らすことで、庭園は一層魅力的になります。
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